そこの坊や、「デニール」って単位学校では習ってないだろ?
君は就活の面接で「好きなデニールは?」と聞かれたらなんと答える?
「デニールってなんですか?」
なんて答えたら即面接は終了であろう。
ちなみに僕は即答できる。
40デニールです!
多分これで面接は合格だろう。
ちなみにこのデニールという単位、普通の男の子はわからないだろう。
何故ならタイツやストッキングの単位だからである。
詳しく説明すると。
デニール(denier, 記号:D)は、線密度、繊度、糸・繊維の太さの単位である。
「太さ」は長さの次元であるので、メートルを用いて表記するのが標準的である。しかし、糸は非常に細くかつ柔かいので、計測が困難である。そこで、一定の長さの質量によって太さを表すということが行われる。すなわち、糸の材質を決めれば密度(=質量/(長さ×断面積))は一定であるので、長さを一定にすれば断面積の違いだけが残るということである。
1デニールは、9000メートルの糸の質量をグラム単位で表したものである。絹などの生糸やレーヨン、ナイロンなど合成繊維の太さを表すのに用いられる。単位の名称は、フランス語の貨幣denierに由来する。
なお、デニールの定義の9000メートルを1000メートルにした単位(1000メートルあたり1グラムの糸の太さ)をテクス(tex)という。テクスは、textile(英語で織物、布の意味)に由来する。
である。
ちなみに男子受けするデニール数は60デニールらしいのだが、僕的には少し濃すぎる。
だからといって「薄めの20デニールはどうなのか?」と聞かれればそれも違う。
20デニールは少し官能的過ぎて目のやりばに困るからだ。
だから僕は40デニールという所に行き着いた。
そして
「好きなデニール数がわからないよ」
という方は是非とも街に飛び出してデニール観察に勤しんで欲しい。
だがジロジロと見てはいけない。
ジロジロと足ばかりを見ていたら
「何だこの変態」
と思われてしまうからだ。
なので、デニールをチラ見するデニチラをした方が良い。
「あなたの足には興味は無い。あくまでデニールを見ているのだ。」
そういう雰囲気を出せば変態に間違われなく済むだろう。
これであなたも推しデニールが見つかるはずだ。
さらに特訓を積み重ねると一目見ただけで何デニールか分かるようになる。
ここまでくればあなたもデニール鑑定士だ。
その目でさまざまなデニールを吟味して貰いたいのである。
これでデニールについてはわかって貰えたと思う。
最後になるがストッキングの極意について教えよう。
見てよし、履いてよし、破ってよし。