節分になると張り切る母
鬼は外福は内。
節分になるとどうしても大声でこの掛け声を叫びながら豆を外に投げる母親の姿が脳裏を横切る。
小さい頃は恥ずかしげもなく僕も大声で叫んでたけど
思春期を過ぎてからどうしても羞恥心とやらのせいで出来なくなった掛け声。
近所から
「まーた今年も始まったよ」
と思われてたらと思うとたまったものじゃない。
「ほら、あの子よ。鬼は外の息子さん・・・」
こんなこと言われてたらと思うと涙が出てくる。
でも未だに窓を全開にし恥ずかしげもなくやる母の姿は哲学だなと毎年思う。
最近じゃ東京に住んでるってのあるけどこの掛け声を聞いてない気がするし
もう廃れた風習なんだべか。
そう思うとなんだか切ないよね。
鬼は外福は内。
僕は
隣の人に壁ドンされたくないから心で言おっ。