マキサトルの「ネタ頂戴」

無名の役者が自由気ままに書く。そんなブログ。

アーティスト名で物語

岡崎体育係な」

嘘つきバービーはそう岡崎君に言った。

 

嘘つきバービーとは彼「hideくん」のニックネームである。

hideというカッコいい名前ながらも5つ歳の離れた妹がイタズラでバービー人形を彼のランドセルに忍ばせ、それを学校に持ってきてしまってからこのニックネームなのである。だが、バービーだけではなく「嘘つき」をニックネームに入れてしまう所が「子供だな」と小学生ながらに僕は思う。

 

体育係に任命された岡崎君を横目に見ると

さもSEKAI NO OWARIみたいな顔をしている。

それも仕方がない。

岡崎君は体が弱くいつも本を読んでおり誰が見ても体育係というよりは図書係なのだ。

 

いきものががりは誰がやる?」

嘘つきバービーが声を上げる。

 

OKAMOTO'Sでいいじゃん」

誰かがそう言った。

「んじゃOKAMOTO'Sの二人それでいいか?」

同じクラスに岡本が二人。

一人は体も大きく一人は体も小さい真逆な二人だ。

だが決してその二人は仲がいいわけでは無いのだが岡本という同じ苗字だけあっていつもニコイチのように扱われている。

だが、その二人にも共通点が一つだけある。

クラスのマドンナ的存在であるmiwaちゃんの事が好きなのだ。

OKAMOTO'Sの二人いきものががり似合うね」

miwaちゃんが二人に向かってそう言った。

二人とも顔を赤らめながら見合わせ

「まぁ俺たちに任せておけ」

と大きい方の岡本君が言った。

その時窓側の女の子が悲鳴をあげた。

「虫が虫が・・・」

その子の肩にKANA-BOONがくっついていたのだ。

「ねぇ誰か取ってよ!」

その子の怒号がクラスに響き渡る。

「私に任せて」

筋肉少女帯の一人がKANA-BOONを手づかみし窓から放り投げた。

くるりと回転しながら羽根も広げず落ちていくKANA-BOON

おそらく筋肉少女帯の一人が拳の中で潰したのだろう。

筋肉少女帯の一人と言ったが他にもメンバーが2人いる。

何故、筋肉少女帯なのか三人とも他の女子とは比べ物にならないくらいの恵まれた身体をもち三人が三人とも柔道をしているため「隊」ではなく「帯」と呼ばれているのだ。

この子たちと結婚したら絶対に尻に敷かれるなと心の中で思うなかチャイムが鳴り響く。

 

今日の給食はSHISHAMO

僕の大好物だ。

僕は心を躍らせるのだった。