マキサトルの「ネタ頂戴」

無名の役者が自由気ままに書く。そんなブログ。

私はあの時東京は怖い場所だと思いました

これは僕が上京して1ヵ月くらいの時の本当にあった怖い話。

 

劇団の養成所に通うために福島から東京に上京した当時の僕。

あの頃は本当にワクワクしたものです。

見るもの全てがとにかく新鮮だったのです。

うわー!これが満員電車かー!

とか

スクランブル交差点すげー!

など田舎者丸出しでした。


だが、やはり1ヵ月も住むと満員電車にも慣れスクランブル交差点にも驚かなくなり徐々に東京に慣れていった訳ですが

そこでやらなきゃいけない事が出てくる。

そう。


労働


働かない事には生活ができない。

そう思った僕はインターネットでバイトを探すことにした。

 

情報量がごった返す電脳世界で、ある好待遇の求人を見つけた。

日給25000円以上可

日払い

自由出勤可

お客さまにお酒を提供する簡単なお仕事です

これだ!

そう思った僕はすぐに電話をかけ、なんとその日の夜に面接してもらえることになった。

そして夜

いやぁ流石は東京の飲み屋街すごいなぁ

そんなことを思いながら絶対に受かってやると胸を躍らせ

指定の住所まで足を運ぶのであった。

 

その後、無事にお店に着いたと思ったら

すぐさまいかつい男性に声を掛けられた。

 

ねぇ君!

えっ?はい

バイトの面接の子だよね?

あっ・・・はい

面接するからそこに掛けて

はい(この人がオーナーかなぁ怖いなぁ)

こういう夜の仕事初めて?

いや、仙台でしてました(ホスト)

ならよかった!んじゃすぐにでも働いてもらいたいんだけど大丈夫?

大丈夫です(よっしゃー!)

ちなみにバックは大丈夫?

(ん?バックヤードでお酒を作ることかな?)はい大丈夫です

バックはよしと(カキカキ)んじゃこれうちの制服だから裏で着替えてきて

わかりました・・・ん?

どうしたの?

あの・・・ビキニパンツしか入ってないのですが・・・

うん!それうちの制服だよ!

えっ?

売り専なんだからおかしくないでしょ

・・・ごめんなさーい(逃走)

 

という事がありました。

売り専について分からない方はググってみてください。

そして、バックという言葉ですが

これについても

バック受けと検索して頂ければ分かると思うので興味がある方は是非。

 

 

そして、今思うとあの場所って新宿2丁目だったんだよね。

求人票って全部が全部本当の事とは限らないってのが知ったあの時。

 

同性が好きになったら通おうと思います。